ペクチンって何?
ペクチンって単語は耳にした事があると思いますが、じゃあ具体的に何かと聞かれたら分からない方が多いかと思い 少し説明させていただきます。
ペクチンは ジャムにとろみを付けるために使っている材料ですが、一言でいうと
食物繊維の一種です。
食物繊維には2種類あって、1つはゴボウ、レンコン、さつま芋などに代表される
便秘に良いという水に溶けないセルロースです。
もう1つは水に溶けるペクチンです。ペクチンは、りんごやいちご、いちぢくなど果物のほかに、柑橘類の種にも沢山含まれています。ペクチンは大腸の中で悪玉コレステロールを抱き込んで 身体の外に排出してくれるという嬉しいはたらきがあります。他にも血糖値の上昇を抑えたり、インシュリンの分泌を抑えたりする効果があることもわかっています。ですから『ペクチンを使っているから心配』ということは全くありません。
またペクチンは リンゴとレモンを使って自分でも簡単に作る事も出来ます。
私はペクチンを大量に使うのでリンゴから作った市販品のものを使用しています。
果物には元々ペクチンが含まれているで、ペクチンを使わなくてもジャムを作ることは可能です。
しかしペクチンを追加で使うことによって、煮込み時間を短縮して よりフレッシュ感のあるジャムを作ることが可能になります。
ここで一つ気をつけていただきたいのは、ペクチンが身体に良いのなら もっと沢山
食べたらもっと良い事があるのでは・・・ということです。しかしペクチンは薬ではないし、
ジャムに使う量も1食分ではほんのわずかです。血液検査の数値を改善するほどの効果は
期待できません。
健康な身体を作るためには、毎日のバランスの良い食事が不可欠です。一日350gの野菜を食べることで、野菜のカリウムが血圧を下げる手助けになります。また食物繊維のセルロースによって便通を整えることで大腸がんの発症率が下がることもわかっています。
健康で長生きできるように みんなで毎日の食事を見直してみませんかヽ(*´∀`)ノ